ネットニュースやテレビニュースなどでも取り上げられ、東京からもかなりの数のファンが詰め掛けていたようですが、去る14日で熊本を走る熊本電鉄で「青ガエル」の愛称と共に親しまれていた車両が引退しました。この車両、元々は東急各線で走っていた昭和29年から製造された車両です。東京・渋谷駅のハチ公広場にちょこんと緑色の電車が置かれている事をご存知の方もいらっしゃるかも知れませんが、あれはこの「青ガエル」の中央部分をカットした上でモニュメントとして設置されたものになります。
鉄道大好きな僕ですが、なかでもこの車両の大ファンで今から7年前に実際に熊本まで乗りに出掛けたほど。熊本に滞在した2日間は大好きな電車に久しぶりに乗ることが出来る事が嬉しくて何往復も乗車したほか、許可を頂いて車庫の見学をさせて頂くなど、熊電を、青ガエルを心から満喫させて貰いました。戦後間もない製造にも関わらず丸みを帯びたそれまでに無いようなデザイン、しかも大幅な軽量化も図られた新たな設計。色々な意味で格好良いのです。
上の写真の緑の電車がその「青ガエル」。
写真の「青ガエル」は一足先に廃車されてしまい、14日に最終運行された車両が下の写真の車両となります。
14日に最終運行された車両は、僕が訪れた際はちょうど車庫で修繕中で、「青ガエル」では無く、「白ガエル」な出立ちとなっていたのですが、これは修繕時にしか見る事の出来ない光景で車庫内で大喜びした事を覚えています。
老朽化のために残念ながら定期運行は終了となりましたが、今後も車庫で動体保存される事が既に発表されていて、ファンとしては嬉しい限り。イベント等で公開されるそうなので、その際は久しぶりに青ガエルに会いに熊本まで是非出掛けたいと企み中です。
熊本に取引先を見つけなければ(笑)