これまで制作を担当していた職人が高齢となり、新たな商品を制作する事が困難となってしまっていたアイテムがありました。
お茶会では必須の「懐紙入れ」。その中でも「数寄屋袋」と呼ばれる商品です。
以前はあちこちで、当たり前のように作られていたこの商品も、全般的に職人が高齢化し、また需要の減少と相まって、「作れない」「手に入れづらい」商品となってしまっているのです。百貨店や専門店等で同じスタイル商品を目にする事はありますが、僕らプロの目から見て、「昔ながらの本格的な作りだ!」と思わせるものは正直なところ少なくなって来ていました。
取引先から「まだ数寄屋袋を作れないのか?」と言う声が度々聞かれるようになった事もあり、この度、型紙を新たに起こし直し、装いも新たに弊社商品として本格的に「復活」をさせました。
クラッチバッグとしても使いたい、と言う声も多く聞かれる事から、マチを付けたスタイルに仕上げてあります。
マグネットを付けたフタを開くとこのような感じです。(内ポケット付き)
普段、数寄屋袋をお使いの方ならば、
「こんなにもピシっとした仕上がった数寄屋袋があるの?」と驚かれる事と思います。
あるんです!(笑)
何度も型紙を調整し、昔ながらの「ピシっ」とした仕上がりの数寄屋袋を復刻させました。風合いや雰囲気がこれまで以上に上品に仕上がっているので、これまで以上にクラッチバッグとしてもお使い頂きやすいスタイルになっています。
和の世界を気軽に、自分流に楽しんでみるのもオツなもの。
お手持ちの帯地、織物で1本からお作りする事が可能です。
どうぞお気軽にお問い合わせ下さい。